悩むということは、最善の為にある【紫微斗数】

紫微斗数は三方四正の概念で成り立っている。命宮は全てを統括するものの、命宮だけが全ての意思決定に使われるわけではないことを紫微斗数は教えてくれる。

ある何かを決定する時私たちは悩む。しかしそれは最善の道を歩みたいからこそ、よりよい未来を訪れさせる為の過程なのである。悩みとはそういうことである。

なればこそ、命宮だけでなく様々な領域を鑑みて、秤にかけ、最善を選び取ろうとする。しかしもし命宮の力のが弱かったらどうなるか? これもまた三方四正へ力が偏る要因となる。論理相対主義に陥りやすい思考の星に化忌がつくとよりそうなる。この場合は三方四正を見るとどこで意思決定をしているのかが分かる、あるいは身宮でもよい。彼はあらゆる物事に悩む、そして選択ばかりをを増やすものの「決断」はしにくい

それでも現実は待ってはくれない。いつかは何かを決めなければならない時がくる。官禄宮が強ければ、社会的常識やしなければ、と与えられた外的ルールによって決定が下される。そしてその出方は宮中の星に依存する、もしBがあったのなら尚更そこは強い。

そして「最善」とは、その人が願う世界に到達するということ。理想とは各人一人一人の世界観によって創造されるが故に、最善とは、最良の意思決定とは、それに到達するものとなる。

なのでもしそういうのがなかったら、悩まない──。

または衝動的な星が入っていたり、命主ごゼロ百の意思決定をしやすいと、決断は迅速だが、結果的に求めていた未来を手繰り寄せるのは低くなる。本人は「なぜいつもうまくいかない?」と考える。

しかし

快刀乱麻はそれとて武器である。