(要約)ストレングスファインダーをもっと使いこなすには?/最高の成果を生み出す6つのステップ
要約
ストレングスファインダーは強みを見つけるものではない。あくまでも「資質」を見出すもので、診断したからといって即それが「強み」にはならないのだ。
ではどうすれば資質を強みへと変貌させるのか? これが本書のテーマである。「苦手なものを埋め合わせることで人は成長」するというマインドセットを打ち砕き、「ワクワクする」感情を覚えるものこそがあなたの強みになりうるものだと説く。そこから実践的な方法を提示していくのだが、複雑ではあるものの、実行すれば確かな手応えを感じられるものだろう。
私的評価:★★★★
この本のポイント!
もっとも弱い分野で人は成長する神話
神話を砕く3つの質問
- あなたにとってこの神話はどう役立っている?
- それを信じるを事をやめたら何をうしますか?
- 真実を認めたら何を得られますか?
性格は変わらない
- 強い分野に携わっているとき、人は楽観的で、勇気をもち、意欲的。
強み
強みとは資質のことではない
- 思考パターンではなく「一貫して完璧に近い成果」を達成する特定の活動が強みなのだ。共感性(資質)✕安全に駐車を打てるスキル✕投薬知識=『患者にほぼ痛みを感じさせずに注射を打てる強み』になるわけだ。
強みを作る3要素
- 資質
- スキル
- 知識
実行こそが最も大事
- 問題は強みを活かす方法がわからない事ではなく、あなたがそれに取り組まない事である。6週間でできる6つのステップ。ひとつ読み、実行し、理解することが望まれる
強みを活用すると、人はこのように感じる(SIGN)
- 成功:いい結果を出せると感じる
- 本能:ある活動を始める前の感情を表し(待ち望み)
- 成長:その活動に従事してる感情を表し(集中と好奇心)
- 必要性:活動を終えた直後の感情をあらわす(自分らしいと思える)
つまり、強みとは自分を強いと感じさせる活動で、感情はその羅針盤となる。
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欲求はあるが成果を出せない活動?→趣味やで!
ストレングスステートメント
「自分を強いと感じるのは…」で始まるストレングスステートメントを作る
- まずは具体的で一般化されたアクションを書き出し、次に4つの質問でさらに明確化する。
- この活動をなぜするかは重要?
- これを誰とし、誰に対しし、誰のためにするのかは重要?
- これをいつするかは重要?
- 何に関する活動かは重要?
3つのストレングスステートメントを作成後、4つの戦略に落とし込む(FREEインタビュー)
- Focus:強みを仕事の「どこで」「どう」活かすか
- Release:活かせてるにも関わらず、見逃してるチャンスを見出してみる
- Educate:強みを磨くためにスキルとテクニックを身につける
- Expand:強みにそって仕事を作る
via:最高の成果を生み出す6つのステップ
そして一週間の強みスケジュールを立てる。
- 先週・今週(予想)は強みを使えたか/るかを%で記入
- 強みを活かす2つの活動を特定する
- 弱みを封じる2つの活動を特定する
これはいわば毎週2つの活動を推し進め、2つの活動を遠ざける計画になる。
ウィークネス・ステートメント
ウィークネス・ステートメントを作る
- 弱みは避けるべき活動として知っておく
- 特に嫌だと感じ、定期的に行う3つを提示
- 「すべき」と思うものこそ注意が必要
- STステートメントを作ったように、弱みに対しても「~重要?✕4」で明確化する。
- 12の質問で53点以上とれば絶対回避!
3つのWKステートメント作成後、STOP戦略をにかける
- 苦手な活動をすっぱりやめ、まわりの反応を探る
- 自分の苦手な活動を得意とする人とチームを組む
- 弱み活動を強みで活かせるように移行させる
- 弱みを別の視点でみる
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人に伝える
自分の強みを訴える指針
- 上司にあなたの強みを最大化したいと思わせなくてはならない
- 上司と面談前に友達にSTステートメントを読み上げ、練習をする
- 「どうすれば役立てられるか」を焦点にし、上司と一緒になって何かやり遂げる為、自分の強みを活かせるか考える
- 数字やデータという具体的で測定可能なものでアイディアを実装する
上司に話を持ちかける
- 面談テンプレを使う
- 「彼はチームに貢献し、活動し、自分のことをよくわかってる」いずれかを上司に思わせれば成功。
弱み面談もほぼ同じ
- 弱みはそのまま名言するのが望ましい。ポジティブな言い回しをしてはダメだ
- 「どうしてもらえれば助かるか」が問題となる
- 弱みもまた友達に話し練習する
- 弱みとなる障害を最小化するアイディアを3.4個書く
最強の習慣
ストレングス/ウィークステートメントを3つずつに毎日目を通す
毎週、strongウィークプランを実行(強みをさらに強化する行動と、弱みを遠ざける行動を2つずつ特定する、FREE・STOP戦略参照)
6ヶ月ごとに強みを把握する一週間をつくる。(強みは変化するものだから定期的に明確化する。3つの強みと弱みを書き出すこと、上司との面談がその方法になる)