(要約)ストレングスファインダーをもっと使いこなすには?/最高の成果を生み出す6つのステップ

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 要約

ストレングスファインダーは強みを見つけるものではない。あくまでも「資質」を見出すもので、診断したからといって即それが「強み」にはならないのだ。

ではどうすれば資質を強みへと変貌させるのか? これが本書のテーマである。「苦手なものを埋め合わせることで人は成長」するというマインドセットを打ち砕き、「ワクワクする」感情を覚えるものこそがあなたの強みになりうるものだと説く。そこから実践的な方法を提示していくのだが、複雑ではあるものの、実行すれば確かな手応えを感じられるものだろう。

私的評価:★★★★

 

 

最高の成果を生み出す 6つのステップ
マーカス バッキンガム
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 35,697

 

 この本のポイント!

 

 もっとも弱い分野で人は成長する神話

 神話を砕く3つの質問

  1. あなたにとってこの神話はどう役立っている?
  2. それを信じるを事をやめたら何をうしますか?
  3. 真実を認めたら何を得られますか?

性格は変わらない

  • 強い分野に携わっているとき、人は楽観的で、勇気をもち、意欲的。

 

強み

強みとは資質のことではない

  • 思考パターンではなく「一貫して完璧に近い成果」を達成する特定の活動が強みなのだ。共感性(資質)✕安全に駐車を打てるスキル✕投薬知識=『患者にほぼ痛みを感じさせずに注射を打てる強み』になるわけだ。

強みを作る3要素

  • 資質
  • スキル
  • 知識

実行こそが最も大事

  • 問題は強みを活かす方法がわからない事ではなく、あなたがそれに取り組まない事である。6週間でできる6つのステップ。ひとつ読み、実行し、理解することが望まれる

 

強みを活用すると、人はこのように感じる(SIGN)

  • 成功:いい結果を出せると感じる
  • 本能:ある活動を始める前の感情を表し(待ち望み)
  • 成長:その活動に従事してる感情を表し(集中と好奇心)
  • 必要性:活動を終えた直後の感情をあらわす(自分らしいと思える)

 つまり、強みとは自分を強いと感じさせる活動で、感情はその羅針盤となる。

 

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via:最高の成果を生み出す6つのステップ

 

 

欲求はあるが成果を出せない活動?→趣味やで!

 

 

ストレングスステートメント

「自分を強いと感じるのは…」で始まるストレングスステートメントを作る

  • まずは具体的で一般化されたアクションを書き出し、次に4つの質問でさらに明確化する。
  • この活動をなぜするかは重要?
  • これを誰とし、誰に対しし、誰のためにするのかは重要?
  • これをいつするかは重要?
  • 何に関する活動かは重要?

 

3つのストレングスステートメントを作成後、4つの戦略に落とし込む(FREEインタビュー)

  • Focus:強みを仕事の「どこで」「どう」活かすか
  • Release:活かせてるにも関わらず、見逃してるチャンスを見出してみる
  • Educate:強みを磨くためにスキルとテクニックを身につける
  • Expand:強みにそって仕事を作る

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via:最高の成果を生み出す6つのステップ

 

そして一週間の強みスケジュールを立てる。

  • 先週・今週(予想)は強みを使えたか/るかを%で記入
  • 強みを活かす2つの活動を特定する
  • 弱みを封じる2つの活動を特定する

これはいわば毎週2つの活動を推し進め、2つの活動を遠ざける計画になる。

 

 

ウィークネス・ステートメント

ウィークネス・ステートメントを作る

  • 弱みは避けるべき活動として知っておく
  • 特に嫌だと感じ、定期的に行う3つを提示
  • 「すべき」と思うものこそ注意が必要
  • STステートメントを作ったように、弱みに対しても「~重要?✕4」で明確化する。
  • 12の質問で53点以上とれば絶対回避!

 

3つのWKステートメント作成後、STOP戦略をにかける

  1. 苦手な活動をすっぱりやめ、まわりの反応を探る
  2. 自分の苦手な活動を得意とする人とチームを組む
  3. 弱み活動を強みで活かせるように移行させる
  4. 弱みを別の視点でみる

 

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 via:最高の成果を生み出す6つのステップ 

 

 

人に伝える

 

自分の強みを訴える指針

  • 上司にあなたの強みを最大化したいと思わせなくてはならない
  • 上司と面談前に友達にSTステートメントを読み上げ、練習をする
  • 「どうすれば役立てられるか」を焦点にし、上司と一緒になって何かやり遂げる為、自分の強みを活かせるか考える
  • 数字やデータという具体的で測定可能なものでアイディアを実装する

上司に話を持ちかける

  • 面談テンプレを使う
  • 「彼はチームに貢献し、活動し、自分のことをよくわかってる」いずれかを上司に思わせれば成功。

 

弱み面談もほぼ同じ

  • 弱みはそのまま名言するのが望ましい。ポジティブな言い回しをしてはダメだ
  • 「どうしてもらえれば助かるか」が問題となる
  • 弱みもまた友達に話し練習する
  • 弱みとなる障害を最小化するアイディアを3.4個書く

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最強の習慣

ストレングス/ウィークステートメントを3つずつに毎日目を通す

毎週、strongウィークプランを実行(強みをさらに強化する行動と、弱みを遠ざける行動を2つずつ特定する、FREE・STOP戦略参照)

6ヶ月ごとに強みを把握する一週間をつくる。(強みは変化するものだから定期的に明確化する。3つの強みと弱みを書き出すこと、上司との面談がその方法になる)

 

 

最高の成果を生み出す 6つのステップ
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