洗脳護身術 感想
洗脳護身術―日常からの覚醒、二十一世紀のサトリ修行と自己解放
- 作者: 苫米地英人
- 出版社/メーカー: 三才ブックス
- 発売日: 2003/10/01
- メディア: 単行本
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変性意識(=仮想空間上で臨場感がある状態)を意識的に作ることで、それがホメオスタシスによって相手と同調する。つまり自分が変性意識になると相手も変性意識になるということである。
その状態で、自分が特定の感情を強く持つことで、相手もその感情を励起しはじめる。またあるいは相手に言葉で想起させることで、アンカー(特定の感情)をトリガー(特定の命題/言動)に紐付け、その命題や言動をとるたびに相手はアンカーが呼び覚まされるというわけだ。
ほんとか?……というレベルのお話に見える。これが本当ならば、SAO・アリシゼーションにおける「イメージの強さで俺は勝つ」のと変わりない。
実際本書ではイメージの緻密化、具体化の訓練方法が書かれている。変性意識下のイメージを仮想空間上で破壊・操作・命題の書き込みによって、相手もまたそのイメージを持つ。つまり変性意識の強度と具体のレベルはそのままマニュピレートに繋がる。
これは自己にも有効とのこと。つまり恐れを抱いているもの(=トリガー)に対し、恐れではなく冷静な状態(=アンカー)を結びつけることで恐れではなくなる。
例:「幽霊が怖い」→「恐れ」
「幽霊が怖い」→「平常心」
に書き換えるということ。
洗脳かめはめ波という単語もあってだいぶうさんくさいのだが、いろいろ仕組みがわかってしまった感じがするな。